生成ファイルを指定するオプション

オプション 既定値 説明
-bin 0 バイナリ (.bin) ファイルを出力します。このファイルでは、生成されたコードが単純に先頭から並べられます。
-hex 0 インテル HEX 形式ファイルを出力します。作成したコードを ROM 化する場合などに指定します。Z80 版では既定で *.hex ファイルが出力されます。
-fe:fname   作成される実行 (.exe、.bin、.hex) ファイルの名前を指定します。fname にディレクトリ名を指定すると、そのディレクトリに既定のファイル名で実行ファイルが作成されます。フルパスを指定することも、ファイル名だけを指定することもできます。
-fo:fname   作成されるオブジェクト (.obj) ファイルの名前を指定します。複数のソース ファイルをコンパイルする場合は、ディレクトリを指定します。
-fa[:fname]   アセンブラ (.asm) ファイルを作成します。オブジェクト ファイルも作成されます。fname を省略すると、ソース ファイルの拡張子を「.asm」に置き換えたファイルが作成されます。
-ca[:fname]   アセンブラ (.asm) ファイルだけを作成し、オブジェクト ファイルは作成しません。
-masm 0 -fa 指定時に、MS-MASM 6.0 でアセンブルできるアセンブラ ファイルを作成します。このオプションを指定しないと、LASM 特有の option 文などが挿入されます。このオプションを指定した場合は、アセンブル時に明示的にライブラリのパスなどを指定する必要があります。
-useas 0 アセンブラの public/extern/comm 文で as キーワードを使用します。アセンブラ ファイル内では、パブリック名にも「$」が付加されます。たとえば、text() という公開関数は、通常ならアセンブラ ファイル内でも外部名と同じ「_text」で表されますが、このオプションを指定すると、「text$」で表されます。このオプションを使用すると、セグメント/グループ名と関数/変数名が同じ場合に、名前の競合を避けることができます。
-fp[:fname]   プリプロセス処理後の C 言語ファイル (*.pp) を作成します。オブジェクト ファイルは作成されません。
-kcp 0 -fp で作成されるプリプロセス ファイルに、元のソース ファイルに記述されていたコメントを残します。
-fl[:fname]   機械語リスト (.lst) ファイルを作成します。
-fm[:fname]   リンク マップ (.map) ファイルを作成します。
-tab:n 8 タブサイズを何桁と見なして、アセンブラ ファイル、機械語リスト ファイル、およびマップ ファイルを作成するかを指定します。
-coli:n 16 アセンブラ ファイルに、「mov」などの命令 (インストラクション) を何桁目から記述するかを指定します。
-cold:n 24 アセンブラ ファイルに、「word ptr _abc」などのオペランド部分を何桁目から記述するかを指定します。
-colc:n 56 アセンブラ ファイルに、ソース ファイルの行番号などを示すコメントを何桁目から記述するかを指定します。