NOSBIT 演算子

構文    NOSBIT  <イミディエイト式>

8086 系プロセッサでは、符号拡張ビット(サインビット)を使用して、1 バイトに収まるイミディエイト値を含む命令の長さを短縮できる場合があります。LASM は可能な限り短縮されたコードを生成します。

しかし、NOSBIT を指定すると、その命令についてはこの短縮が行われなくなります。

符号拡張ビットによる短縮は、ADC、ADD、AND、CMP、DIV、IDIV、IMUL、MUL、NEG、NOT、OR、PUSH、SBB、SUB、TEST、XOR の各命令で行われます。

例
    .386
code16    segment    use16
    adc    word ptr [bx], 12h    ; 83 17 12
    adc    word ptr [bx], nosbit 12h    ; 81 17 12 00
    adc    dword ptr [bx], 12h    ; 66|83 17 12
    adc    dword ptr [bx], nosbit 12h    ; 66|81 17 12 00 00 00
    push    12h    ; 6A 12
    push    nosbit 12h    ; 68 12 00
code16    ends
    end

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